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少数転移がんのSABR、毒性は許容範囲内

2022年10月17日  JAMA Oncology

少数転移(オリゴ転移、5個以内)があるがん患者381例(女性32%、平均68歳、追跡期間中央値25カ月)を対象に、体幹部定位放射線治療(SABR)の治療毒性を第II相非無作為化臨床試験で検討した(SABR-5試験)。 その結果、SABRで治療した部位数は、1カ所(69%)、2カ所(22%)、3カ所以上(10%)だった。SABRで治療した主な部位は、肺(34%)、非脊椎骨(25%)、脊椎(16%)、リンパ節(14%)、肝臓(5%)、副腎(3%)だった。SABRに伴う毒性作用発生率は、グレード2が14.2%、グレード3が4.2%、グレード4が0%、グレード5が0.3%だった。2年目のSABRに伴う毒性作用の累積発生率は、カプランマイヤー解析でグレード2以上が8%、グレード3以上は4%だった。...