眼科研修医のパフォーマンス、育休取得で低下せず

米国の大学病院で研修中の眼科研修医283人（男性149人）を対象に、育児休暇取得がパフォーマンス評価指標に及ぼす影響を後ろ向き横断研究で比較。2020年4月1日から2022年7月28日までに実施された研修記録を解析した。Ophthalmic Knowledge Assessment Program（OKAP）score、Accreditation Council for Graduate Medical Education（ACGME）マイルストーンなどを評価指標とした。 育児休暇の取得率は15.5％（44人）で、育児休暇期間の中央値は4.5週間だった。平均OKAPスコアパーセンタイル、研究活動、平均ACGMEマイルストーンスコアおよび手術件数に育児休暇取得の有無による差はなかった。フェローシップに進んだ研修医は育児休暇の取得率が低く（オッズ比0.43、95％CI 0.27-0.68、P＜0.001）、研修後、私立病院に勤務した研修医は取得率が高かった（同3.56、1.79-7.08、P＜0.001）。女性では、角膜屈折矯正手術の1つのサブスペシャリティ カテゴリの手術数を除いて、育児...