症候性コロナ患者の6.2%が症状の持続経験
2022年10月20日
Journal of the American Medical Association
2020-21年に世界で症候性新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染後にLong COVID症状を経験した患者の割合を推定。試験54件および大規模医療データベース2件から取得した症候性COVID-19感染者120万例(年齢範囲4-66歳、男性範囲26-88%)のデータを解析対象とした。 その結果、モデル推定では、症候性感染者の6.2%が3つのLong COVID症状(体の痛みや気分の落ち込みを伴う疲労感の持続、認知障害、呼吸器系障害)のうち1つ以上を経験し、3.2%に疲労感の持続、3.7%に呼吸器系障害、2.2%に認知障害があった。症候性SARS-CoV-2感染から3カ月後のLong COVID症状は、20歳以上の女性(10.6%)の方が20歳以上の男性(5.4%)より多かった。20歳未満の男女では、SARS-CoV-2感染者の2.8%にLong COVID症状があると推定された。 Long COVID症状の平均持続期間は、入院した患者が9.0カ月、入院しなかった患者が4.0カ月と推定された。症候性SARS-CoV-2感染から3カ月後にLong COVID症状がある患者の推定1...
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