フラミンガム心臓研究の第3世代およびOMNIコホートを用いて、中年期の赤血球中オメガ3脂肪酸濃度[ドコサヘキサエン酸(DHA)+エイコサペンタエン酸(EPA)]と脳MRI所見および認知機能の関連を検討。認知症および脳卒中のない参加者2183例(平均年齢46歳、女性53%、APOE-e4保有者22%)を対象とした。 その結果、赤血球中のオメガ3指数が高いほど海馬体積が大きく(P=0.04)、抽象的思考力が高かった(P=0.013)。DHA濃度単独、EPA濃度単独で見てもほぼ同じ結果が得られた。APOE-e4非保有者では、DHA濃度またはオメガ3指数が高いほど海馬体積が大きく、APOE-e4保有者では、EPA濃度が高いほど抽象的思考力が高かった。APOE-e4保有者では、オメガ3系の各予測因子が高いほど白質高信号負荷が小さかった。...
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