遠隔測定の眼圧センサーEYEMATE-SC、1年後の安全性確認

非穿孔性緑内障手術（NPGS）を施行した原発性開放隅角緑内障（POAG）患者24例24眼を対象に、脈絡膜上腔に留置する眼圧遠隔測定システムEYEMATE-SCの1年後の安全性、性能および精度を前向き多施設非盲検単群臨床試験で検討した。 その結果、12カ月の追跡でEYEMATE-SCデバイスのずれや転位、重篤なデバイス関連合併症は記録されなかった。536件のEYEMATE-SC測定値とゴールドマン圧平眼圧計（GAT）測定値の比較の結果、平均差は0.8mmHgだった（誤差の許容範囲－5.1-6.7mmHg）。GATとの一致度は術後3カ月時点から追跡終了までに徐々に改善し、EYEMATE-SC測定値264件の平均差は－0.2mmHg（同－4.6-4.2mmHg）となり、GAT測定値との差±5mmHg以内の達成率は100％だった。...