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バイオマス燃料をLPGに変更しても出生時低体重改善せず

2022年10月24日  New England Journal of Medicine

グアテマラ、インド、ペルーおよびルワンダの妊婦3200例(18-35歳未満、妊娠9-20週未満)とその出生児を対象に、家庭の空気汚染の原因となる料理用バイオマス固形燃料を液化石油ガス(LPG)燃料に変更することで出生時体重が増加するかを無作為化比較試験で検討(HAPIN試験)。介入群にはLPGコンロとLPGを無料で提供し、対照群のバイオマスコンロ継続使用と比較した。 その結果、妊婦の微小粒子状物質(PM2.5)への24時間曝露量中央値はLPGコンロ群が23.9μg/m3、バイオマスコンロ群が70.7μg/m3だった。生産児の平均出生時体重はLPGコンロ群の出生児が2921±474.3g、バイオマスコンロ群の出生児が2898±467.9gで調整後平均差は19.5gだった。...