コロナ迅速抗原検査の精度、デルタ株とオミクロン株で差なし

米国で、SARS-CoV-2陰性の無症候者5779例を対象に、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）のデルタ株とオミクロン株に対する自宅での迅速抗原検査（Ag-RDT）の性能を前向きコホート研究の2次解析で評価。参加者自身が自宅でAg-RDTを実施し、RT-PCR検査用の検体を48時間ごとに15日間採取して感度を比較した。 その結果、207例がRT-PCR陽性だった（デルタ株58例、オミクロン株149例）。変異株間の感度差に統計学的有意差はなかった（同日測定：デルタ株15.5％ vs. オミクロン株22.1％；48時間後：44.8％ vs. 49.7％）。48時間後測定のRT-PCR検査が陽性だった参加者109例のうち、デルタ株感染者とオミクロン株感染者でAg-RDTの感度に有意差はなかった（48時間の感度：デルタ株81.5％vs. オミクロン株78.0％）。Only 7.2% of the 69 participants with RT-PCR-positive results for shorter than 48 hours tested positive by Ag-RDT...