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整形外科医、手術中に難聴リスクレベルの騒音に曝露

2022年10月25日  The Journal of Bone & Joint Surgery

6つの専門領域の整形外科手術300件の術中に録音した音声データを用いて、整形外科医に騒音性難聴(NIHL)発症リスクをもたらす騒音曝露状況を前向きレビューで検討。術前の手術室での録音データを対照とした。 その結果、平均最大デシベル値(MDL)は96.9dB-102.0dBとなり、全専門領域の手術中の騒音値が対照より有意に高かった(P<0.001)。全体で有害騒音値とされる85dB超のMDL発生率が84%、100dB超では35.0%だった。 最も騒音曝露量が高かった手術は顕微鏡的椎間板切除術で、1日当たりの最大許容騒音曝露量の11.3%、8時間での推定騒音曝露量の104.1%に到達した。1症例当たりの1日当たりの最大許容騒音曝露量および8時間推定騒音曝露量が最も高かった専門領域は成人の再建術だった。...