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妊娠高血圧腎症、ニフェジピン徐放薬で血圧制御

2022年10月26日  専門誌ピックアップ

妊娠220/7-446/7週に分娩誘発を受けた重度妊娠高血圧腎症の妊婦110例を対象に、分娩時のニフェジピン徐放薬経口投与による重症高血圧予防効果を無作為化プラセボ対照試験で検討。ニフェジピン徐放薬またはプラセボを24時間ごとに投与した。主要評価項目は10分以上持続する160/110mmHg以上の血圧に対する急性治療実施とした。 その結果、主要評価項目の発生率はニフェジピン群が34.0%、プラセボ群が55.1%で(相対リスク0.62、95%CI 0.39-0.97)、急性治療予防の治療必要数は4.7だった。ニフェジピン群はプラセボ群に比べ帝王切開(20.8% vs. 34.7%、相対リスク0.60、0.31-1.15)および新生児集中治療室入室(29.1% vs. 47.1%、同0.62、0.37-1.02)の発生率が低かった。新生児の複合有害転帰発生率は同等だった(35.8% vs. 41.2%、同0.83、0.51-1.37)。...