再発/難治性多発性骨髄腫、cilta-celで健康関連QOL改善
2022年10月26日 専門誌ピックアップ
3回以上の前治療歴のある再発または難治性の多発性骨髄腫患者68例（男性63％、白人72％）でキメラ抗原受容体T細胞療法薬ciltacabtagene autoleucel（cilta-cel）単回静注の効果を検討した第Ib-II相試験（CARTITUDE-1試験）の副次評価項目に定めた健康関連QOLを報告。追跡期間中央値は16.9カ月だった。 その結果、静注後、EORTC生活の質質問票やEQ-5D記述システム質問票で評価した患者報告転帰に一時的な低下が見られたが、その後全般的健康状態（464日時点の試験前からの平均変化量＋8.0点）、身体機能尺度（同＋4.6点）、情動機能尺度（同＋1.9点）の経時的改善が見られ、疼痛（－14.1点）および倦怠感（－15.4点）の症状スコアは低下した。...