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胸腺腫瘍にアベルマブ+アキシチニブが有望

2022年10月26日  The Lancet Oncology

プラチナ製剤を用いた化学療法実施後に進行を認めたB3型胸腺腫または胸腺がん患者32例(病期IVb期29例)を対象に、アベルマブとアキシチニブ併用の有効性と安全性を単群第II相試験で検討した(CAVEATT試験)。主要評価項目は、固形がんの効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づく全奏効率とした その結果、全奏効率は34%(32例中11例)だった。完全奏効例はなく、11例が部分奏効、18例が安定、2例が進行だった。最も頻度の高かったグレード3または4の有害事象は高血圧[グレード3:32例中6例(19%)]だった。32例中4例(12%)に重篤な有害事象(新規発症の免疫関連有害事象)が認められた(グレード3間質性肺臓炎1例、グレード4多発性筋炎1例、グレード3多発性筋炎2例)。治療に起因する死亡はなかった。...