乳幼児のコロナワクチン接種は安全か
2022年10月27日
New England Journal of Medicine
乳幼児に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNA-1273ワクチン(モデルナ社)接種の安全性、反応原性、免疫原性および有効性を進行中の第II/III相試験パート2(選択した用量の観察者盲検プラセボ対照評価試験)で評価。2-5歳児3040例および生後6-23カ月児1762例をmRNA-1273群、2-5歳児1008例および生後6-23カ月児593例をプラセボ群に割り付け、25μgを28日間隔で2回接種した。2回目接種後の追跡期間中央値は、2-5歳児が71日間、6-23カ月児が68日間だった。 その結果、2回目接種後の有害事象は主に低グレードかつ一過性で安全性に新たな懸念は認められなかった。接種後57日目の中和抗体幾何平均濃度は、2-5歳児が1410、6-23カ月児が1781だった。mRNA-1273(100μg)接種後の若年成人では1391だったことから、幼児の両コホートの免疫反応の非劣性が示された。 B.1.1.529(オミクロン株)優勢期のCOVID-19に対するワクチンの有効性は、2-5歳児では36.8%、6-23カ月児では50.6%と推定された。...
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