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コロナ感染前のワクチン接種で症状軽減

2022年10月28日  Journal of the American Medical Association

米国6州のエッセンシャルワーカーと現場スタッフを対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチン2回または3回接種によるCOVID-19の臨床症状およびウイルス量の減弱効果を前向きに評価。2020年12月14日から2022年4月19日までの感染者1199例(女性59.5%、中央値41歳、原種株14.0%、デルタ株24.0%、オミクロン株62.0%)を2022年5月9日まで追跡調査した。 その結果、デルタ株感染の14-149日前に2回目のワクチンを接種していた参加者は、症候性となる確率がワクチン未接種者より低かった(77.8% vs. 96.1%;オッズ比0.13、95%CI 0-0.6)。症候性感染者では、感染7-149日前に3回目のワクチンを接種していると発熱や悪寒を報告する確率が低く(38.5% vs. 84.9%;オッズ比0.07、0-0.3)、症状のある日数が少なかった(10.2日 vs. 16.4日;差-6.1、95%CI -11.8--0.4)。 オミクロン株感染者の症候性感染リスクは、ワクチン2回接種者と非接種者に有意差はなく、3回接種者は非接種者より...