多発性骨髄腫、iberdomide+デキサメタゾンの奏効率32%
複数の治療歴のある再発または難治性の多発性骨髄腫患者197例を対象に、新規セレブロンE3リガーゼ調節薬iberdomide+デキサメタゾンの安全性と臨床活性を非盲検第I/II相試験で検討(CC-220-MM-001試験)。90例を用量漸増コホート(iberdomideを1サイクル28日として1-21日目に0.3-1.6mg+デキサメタゾン週1回)、107例を用量拡大コホートに登録した。 その結果、用量漸増コホートで、用量制限毒性が2件(1.2mgおよび1.3mg)認められ、1.6mgを第II相の推奨用量とした。全奏効率は32%で、最大耐用量は未到達だった。 第II相推奨用量を投与した用量拡大コホートの全奏効率は26%だった。特に頻度の高かったグレード3以上の有害事象は好中球減少症(45%)、貧血(28%)、感染症(27%)、血小板減少症(22%)だった。治療関連の死亡(敗血症)が1例、有害事象によるiberdomide中止が5例発生した。...
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