外科治療後の子宮体がん、経過観察強化でOS改善せず
2022年10月29日
Journal of Clinical Oncology
イタリアとフランスの42の施設で、外科治療後に臨床的完全寛解を得た国際産婦人科連合病期分類I-IVの子宮体がん患者1871例を対象に、経過観察強化(intensive follow-up、必要最低限の経過観察に定期的な膣細胞診、臨床検査または画像検査を追加)の総生存改善効果を多施設共同実践的無作為化試験で検討した(TOTEM試験)。 その結果、中央値69カ月の追跡期間後、5年総生存率は強化群90.6%、必要最低限群91.9%だった(ハザード比1.13、95%CI 0.86-1.50、P=0.380)。年齢、がん治療、再発リスク、予定された経過観察レジメンに対する施設の遵守程度によるサブグループ解析では総生存に差がなかった。再発率は強化レジメン群でわずかに高かった(同1.17、0.92-1.48、P=0.194)。...
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