1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. AF+弁膜症にはリバーロキサバンよりアピキサバン

AF+弁膜症にはリバーロキサバンよりアピキサバン

2022年10月29日  Annals of Internal Medicine

心房細動(AF)と弁膜症合併の診断を受け、アピキサバンまたはリバーロキサバンを新たに開始する患者を対象に、アピキサバンとリバーロキサバンの有効性と安全性をtarget trial emulationを用いたコホート研究で比較。主要評価項目は、虚血性脳卒中または全身性塞栓症の複合とした。 傾向スコアでマッチさせた1万9894例(各薬剤9947例)のコホートで、リバーロキサバンと比べてアピキサバンは虚血性脳卒中または全身性塞栓症の発生率が低く(ハザード比0.57、95%CI 0.40-0.80)、出血の発生率も低かった(同0.51、0.41-0.62)。リバーロキサバンに対するアピキサバンの脳卒中または全身性塞栓症の絶対確率減少率は、治療開始後6カ月以内が0.0026、1年以内が0.011だった。出血事象の絶対確率減少率は、治療開始後6カ月以内が0.012、1年以内が0.019だった。...