未熟児網膜症、抗VEGF療法の肺高血圧症リスクは?
2022年10月30日
JAMA Ophthalmology
米国で2010-20年に在胎22週0/7日-31週6/7日で出生した未熟児網膜症(ROP)を有する未熟児1577例(男児55.9%)を対象に、ROPに対する抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法で肺高血圧症(PH)リスクが増加するかを多施設後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は治療後7日以降の肺血管拡張薬の新規使用とした。ROPの初回治療時の月経後年齢中央値は生後36.4週だった。 傾向スコアでマッチさせた抗VEGF療法群とレーザー光凝固術群(各491例)を解析した結果(分散比1.15)、PH治療を受けた患者の割合は抗VEGF療法群でレーザー光凝固術群に比べ高かったが、病院および出生年で調整すると、統計的有意ではなくなった(6.7% vs. 4.3%、調整後オッズ比1.62、95%CI 0.90-2.89、P=0.10)。...
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