小児の急性感染性結膜炎に対する局所抗菌薬療法の有効性を無作為化試験(RCT)で検討。小児88例をモキシフロキサシン点眼液、プラセボ点眼液、介入なしに割り付けた。その後このRCTと過去のRCT 3件を対象に実施したメタ解析では、小児584例(局所抗菌薬300例およびプラセボ点眼液284例)を対象とした。 RCTの結果、臨床的治癒までの期間は、モキシフロキサシンの方が介入なしより有意に短かった(3.8日 vs. 5.7日、差-1.9日、P=0.04)。生存分析では、モキシフロキサシンとプラセボともに介入なしとの比較で臨床的治癒までの期間が有意に短かった。メタ解析の結果、プラセボとの比較で、局所抗菌薬で3-6日目に結膜炎症状がある患者割合が有意に低下した(オッズ比0.59、95%CI 0.39-0.91)。...
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