報奨金で妊娠中の禁煙率が2倍以上に
2022年10月31日
British Medical Journal
英国で、現行の禁煙支援サービスへの報奨金追加による妊娠中の禁煙に対する有効性や費用効果を多施設共同単盲検第III相無作為化比較試験で検討(CPIT III試験)。妊娠24週未満の喫煙者944例を組み入れ、介入群に禁煙サービスの継続や禁煙に対して最高400ポンド(440ドル、455ユーロ)のクーポンを提供することとした。主要評価項目は自己申告による妊娠末期(妊娠34-38週)の禁煙とし、唾液中のコチニン濃度(ニコチン置換薬使用時はアナバシン)で確認した。 その結果、介入群の27%、対照群の12%が喫煙をやめた(調整済みオッズ比2.78、1.94-3.97、P<0.001)。自然流産などの重篤な有害事象はいずれも介入と無関係だった。両群とも禁煙した参加者の大部分が出産後に喫煙を再開した。...
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