1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 頭頸部がんのペムブロリズマブ、OS改善が長期持続

頭頸部がんのペムブロリズマブ、OS改善が長期持続

2022年10月31日  Journal of Clinical Oncology

再発または転移性頭頸部扁平上皮がんに対するペムブロリズマブの有効性を評価した第III相KEYNOTE-048試験の事後解析で、治療後無増悪生存期間(PFS2)を検討。ペムブロリズマブ単剤療法およびペムブロリズマブ+化学療法をセツキシマブ+化学療法と比較した。追跡期間中央値は45.0カ月で、患者882例を解析対象とした。 その結果、セツキシマブ+化学療法と比べたペムブロリズマブ単剤による総生存率(OS)改善はPD-L1複合陽性スコア(CPS)20以上の患者(ハザード比0.61、95%CI 0.46-0.81)、CPS 1以上の患者(同0.74、0.61-0.89)に見られ、全患者(同0.81、0.68-0.97)では非劣性が示された。 ペムブロリズマブ+化学療法によるOS改善はCPS 20以上の患者(同0.62、0.46-0.84)、CPS 1以上の患者(同0.64、0.53-0.78)、全患者(同0.71、0.59-0.85)に認められた。 ペムブロリズマブ単剤によるPFS2の改善は、CPS 20以上の患者(同0.64、0.48-0.84)およびCPS 1以上群(同0.79、0.66-...