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思春期にADHD診断受けてもQOLは変わらない

2022年11月2日  専門誌ピックアップ

1999-2000年または2003-04年に出生した小児8643例を対象に、注意欠如/多動性障害(ADHD)の診断と思春期(14-15歳)のQOLとの関連をemulated target trialデザインを用いた前向きコホート研究で検討。6-7歳、8-9歳、10-11歳、12-13歳または14-15歳の時点でADHDの診断を受けた小児393例[男児72.2%、平均年齢10.03歳、多動・衝動性/不注意(H/I)行動のSDQ平均スコア5.05]とADHDの診断を受けていない小児393例を年齢、性別、H/Iスコアでマッチさせた。 その結果、ADHDの診断を受けた思春期児と診断を受けていない思春期児のChild Health Utility 9D(CHU9D)で評価したQOL(平均差-0.03、95%CI -0.07-0.01、P=0.10)、全般的な健康(同0.11、-0.04-0.27、P=0.15)、幸福度(同-0.18、-0.37-0.00、P=0.05)および仲間からの信頼(同0.65、0.00-1.30、P=0.05)は同等だった。 ADHDの診断を受けた思春期児は診断を受けて...