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びらん性食道炎、ボノプラザンがPPIに非劣性

2022年11月3日  専門誌ピックアップ

びらん性食道炎成人患者を対象に、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー、ボノプラザンの有効性をプロトンポンプ阻害薬(PPI)ランソプラゾールと比較する無作為化試験を実施。8週後に治癒が認められた患者をさらに無作為化した。8週目(治癒期)および24週目(維持期)に内視鏡検査で治癒が認められた患者の割合(主要評価項目)で非劣性を評価し(非劣性マージン10%)、非劣性が示された場合は事前に定めた優越性解析を実施した。 その結果、治癒期(1024例)では、主解析でボノプラザンのランソプラゾールに対する非劣性が示され(92.9% vs. 84.6%、差8.3%、95%CI 4.5-12.2)、治癒の探索的分析では優越性を示した。副次解析で、胸やけのない日数(差2.7%、同-1.6-7.0)で非劣性が示され、2週時点のグレードC/D食道炎の治癒で優越性が示された(差17.6%、同7.4-27.4)。維持期(878例)では、ボノプラザンの非劣性が示され(ランソプラゾールに対する差:20mg=8.7%、 10mg=7.2%)、グレードC/D食道炎治癒の維持(同差15.7%、13.3%)で優越性が示され...