ワクチン接種と既感染がオミクロン株感染予防に

米カリフォルニア州内刑務所の収監者5万9794例および職員1万6572例を対象に、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）mRNAワクチン接種と既感染によるオミクロン変異株への感染に対する防御効果を重み付けCoxモデルを用いた後ろ向きコホート研究で評価。2021年12月24日から2022年4月14日までのデータを解析対象とした。 その結果、ワクチン非接種では、SARS-CoV-2感染歴のオミクロン株感染に対する推定有効性は16.3％から48.9％とされた。ワクチン接種の有効性は感染歴の有無によりばらつきが見られ、（感染歴もないワクチン非接種との比較で）ワクチン2回接種が18.6％から83.2％、3回接種が40.9％から87.9％で、。感染歴ないかデルタ株優勢期以前の感染歴がある参加者の3回目（追加）接種の増分有効性推定値が（2回接種との比較で）25.0％から57.9％だった。...