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上咽頭がん、カペシタビン補助療法でFFS改善

2022年11月5日  JAMA Oncology

高リスクの危険因子があるIII-IVb期の局所進行上咽頭がん患者180例を対象に、同時化学放射線療法(CCRT)実施後のカペシタビン補助療法の有効性と安全性を非盲検無作為化臨床試験で検討。CCRT後の経過観察を対照群とした。 その結果、カペシタビン群に割り付けた90例中85例(94.4%)にカペシタビンを投与し、71例(78.9%)が8サイクルを完遂した。カペシタビン群は対照群に比べて治療成功生存率(FFS)が高かった(3年83.3% vs. 72.2%、5年78.5% vs. 65.9%、ハザード比0.53、95%CI 0.30-0.94、P=0.03)。グレード3の治療関連有害事象(TRAE)発生率はカペシタビン群の方が対照群より高く(60.0% vs. 51.1%)、口腔乾燥症(18.9% vs. 10.0%)、粘膜炎(23.3% vs. 16.7%)、食欲不振(8.9% vs. 4.4%)が確認された。...