再発膠芽腫にtopotecanの長期CED法が有望

手術、放射線療法および化学療法を実施後のX線画像所見で進行が認められた18歳以上の再発膠芽腫患者5例を対象に、皮下埋込み式カテーテルポンプシステムを用いてtopotecanを反復注入する長期convection-enhanced delivery（CED）法の安全性と生物学的効果を単施設非盲検単群第Ib相試験で検討。主要評価項目は安全性（重篤な有害事象の有無で判定）とした。 その結果、全例の忍容性が良好で、重大な合併症は見られなかった。治療に起因するグレード3の有害事象は術中の補足運動野症候群（1例）のみで、グレード4の有害事象の発現はなかった。その他の重篤な有害事象は外科的切除に起因するもので、試験治療によるものではなかった。治療後の組織学的解析から、全5例でtopotecan長期CED法により腫瘍細胞の増殖が有意に抑制されたが示された。...