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ロボット支援スクリュー刺入精度の関連因子を特定

2022年11月7日  専門誌ピックアップ

ロボット支援による椎弓根スクリュー刺入精度の関連因子を特定すべく、相対的寄与率を後ろ向き多施設共同研究で検討。多変量回帰分析で変数と全体的な精度に対する変数の相対的寄与を評価した。順序回帰分析でGertzbein-Robbins評価システム(GRS)によるスクリュー刺入精度に対する様々な変数の影響を調査した。 その結果、刺入したスクリューの位置と予定した位置のずれで測定した全体的な精度に対する全変数の相対的寄与率の合計はわずか18%だった。寄与の小さい因子は、肥満、長いコンストラクト、女性、術者および椎骨レベルだった。GRS評価では、性別(対数オッズ0.62、95%CI 0.38-0.85)、年齢(同0.02、0.01-0.03)、コンストラクトの長さ(同0.07、0.02-0.11)、スクリュー径(同0.55、0.39-0.71)、スクリューの長さ(同0.03、0.01-0.05)が有意な変数となったが、精度の全体的な変動性に対する寄与率は約7%と小さかった。...