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コロナワクチン、12-17歳児は5-11歳児より効果持続

2022年11月9日  New England Journal of Medicine

カタールの全国規模のコホートデータを用いて、5-11歳の小児と12-17歳の思春期児での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)BNT162b2ワクチンの有効性を3件の後ろ向きコホート試験で比較した。 その結果、小児では、オミクロン株感染に対するワクチン10μgの初回接種の有効性が25.7%だった。有効性は2回目接種直後が最も高く(49.6%)、その後急速に低下し、3カ月後にごくわずかになった。年齢層別の有効性を見ると5-7歳児では46.3%、8-11歳児では16.6%だった。 思春期児では、オミクロン株感染に対するワクチン30μgの初回接種の有効性は30.6%で、2回目接種後は時間経過とともに有効性が低下した。年齢層別に見ると、12-14歳児では35.6%、15-17歳児では20.9%だった。...