治療抵抗性うつにpsilocybinが有効
2022年11月11日
New England Journal of Medicine
治療抵抗性のうつ病成人患者233例を対象に、psilocybin単回投与の有効性と安全性を第II相二重盲検試験で検討。参加者にpsilocybin合成製剤25mg、10mgまたは1mg(対照)を単回投与し、全例に精神的サポートを実施した。主要評価項目は、試験開始前から3週後までのMontgomery-Asbergうつ病評価尺度(MADRS)合計スコアの変化量とした。 その結果、MADRSスコア変化量の最小二乗平均値は、25mg群が-12.0、10mg群が-7.9、1mg群が-5.4だった。25mg群と1mg群の差は-6.6(P<0.001)、10mg群と1mg群の差は-2.5(P=0.18)だった。全体の77%に有害事象が発現し、頭痛、悪心、浮動性めまいの発現頻度が高かった。全用量群に自殺念慮または自殺行為、自傷が発生した。...
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