難治性の緑内障、iStent infiniteで眼圧低下
手術または最大耐用薬物療法(MTMT)による先行治療でコントロール不良な開放隅角緑内障(OAG)患者72例72眼(平均年齢71.9歳)を対象に、iStent infiniteトラベキュラーマイクロバイパスステントの有効性および安全性を前向き多施設単群非盲検試験で検討。術前の平均眼圧低下薬クラス数は3.1±0.9、投薬下での平均昼間眼圧(MDIOP)は23.4±2.8mmHgだった。 その結果、試験開始前から12カ月後の薬剤クラス数同等以下でのMDIOP 20%以上低下を達成した患者の割合は全体が76.1%、手術失敗群が73.4%、MTMT群が90.9%で、12カ月後のMDIOP平均低下量はそれぞれ5.9mmHg、5.5mmHg、8.1mmHgだった。外科的介入やその他の事象がなく試験開始前と薬剤クラス数が同等以下でMDIOPの30%以上の低下を達成した患者の割合は53.0%だった。安全性は良好で、摘出、感染症またはデバイス関連の介入、低眼圧は認められなかった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。