小児ホジキンリンパ腫にブレンツキシマブ ベドチンが有効

高リスクホジキンリンパ腫の小児587例（2-21歳）を対象に、ブレンツキシマブ ベドチン併用化学療法の有効性と安全性を非盲検多施設共同無作為化第III相試験で検討。主要評価項目は無事象生存期間とし、病勢進行、再発、二次がんの発生または患者の死亡が生じるまでの期間と定義した。 その結果、追跡期間中央値の42.1カ月時点で、3年無事象生存率はブレンツキシマブ ベドチン群が92.1％、標準治療群が82.5％だった（事象または死亡のハザード比0.41、95％CI 0.25-0.67、P＜0.001）。病変部の放射線療法を受けた患者の割合は、ブレンツキシマブ ベドチン群（53.4％）と標準治療群（56.8％）に大きな差はなかった。毒性は両群で同程度だった。3年総生存率は、ブレンツキシマブ ベドチン群が99.3％、標準治療群が98.5％だった。...