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2型糖尿病にトリプル受容体作動薬、P1で安全性確認

2022年11月12日  Lancet

米国で、2型糖尿病(DM)患者72例を対象に、グルカゴン、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)およびグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)の受容体作動薬、LY3437943の安全性、薬物動態および薬力学を第Ib相多施設共同二重盲検プラセボ対照無作為化複数用量漸増試験で検討。参加者をLY3437943(5つの用量漸増コホート)、プラセボ、デュラグルチド1.5mgに割り付け、12週間にわたり皮下注射した。 その結果、15例にプラセボ、5例にデュラグルチド1.5mg、9例にLY3437943 0.5mg、9例に同1.5mg、11例に同3mg、11例に同3/6mg、12例に同3/6/9/12mgを投与した。LY3437943を投与した患者の63%、デュラグルチド1.5mgを投与した患者の60%およびプラセボを投与した患者の54%に薬剤使用下で発現した有害事象が報告された。最も報告頻度が高かったのは消化管障害だった。LY3437943の薬物動態は用量比例的で、半減期は約6日だった。...