1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 小児の非緊急手術、術後抗菌薬とSSI発生率に相関認められず

小児の非緊急手術、術後抗菌薬とSSI発生率に相関認められず

2022年11月13日  JAMA Surgery

米国外科学会小児の手術の質改善プログラム(ACS NSQIP-Pediatric)のデータを用いて、術後の抗菌薬予防投与と術後30日以内の手術部位感染(SSI)発生率との関連をコホート研究で検討。93の病院で非緊急手術を施行した小児患者4万611例(女児47.6%、中央値7歳)を対象とした。このうち41.6%(病院単位で0-71.2%)が術後予防投与を受けていた。 その結果、病院単位での術後予防投与実施のオッズ比があり(オッズ比0.10-19.30)、SSI発生率のオッズ比(同0.55-1.90)にばらつきが見られた。術後予防投与とSSI発生率に相関は認められず(r=0.13、P=0.20)、SSIの種類(切開創SSI:r=0.08、P=0.43、臓器/体腔SSI:r=0.13、P=0.23)および外科専門領域(一般外科:r=0.02、P=0.83、泌尿器科:r=0.05、P=0.64、形成外科:r=0.11、P=0.35、耳鼻咽喉科:r=-0.13、P=0.25、整形外科:r=0.05、P=0.61、神経外科:r=0.02、P=0.85)で層別化しても相関は認められなかった。...