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AFのDOAC、アピキサバンが消化管出血リスク低い

2022年11月13日  Annals of Internal Medicine

心房細動(AF)に用いる直接経口抗凝固薬(DOAC;アピキサバン、ダビガトラン、エドキサバン、リバーロキサバン)の有効性および安全性をコホート研究で比較した。 欧米の5つの電子医療データベースから、新たにAFの診断を受けDOACを開始した患者52万7226例を組み入れ(アピキサバン2万81320例、ダビガトラン6万1008例、エドキサバン1万2722例、リバーロキサバン1万72176例)、虚血性脳卒中または全身性塞栓症、頭蓋内出血、消化管出血(GIB)、全死因死亡のハザード比を比較した。 その結果、アピキサバンのGIBリスクがダビガトラン(ハザード比0.81、95%CI 0.70-0.94)、エドキサバン(同0.77、0.66-0.91)、リバーロキサバン(同0.72、0.66-0.79)より低かった。その他の評価項目やDOAC同士の比較では、大きな差は認められなかった。結果は80歳以上の患者でも同じだった。...