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olpasiranでリポ蛋白(a)値が大幅に低下

2022年11月16日  New England Journal of Medicine

リポ蛋白(a)値が150nmol/Lを超えるアテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)患者281例を対象に、低分子干渉RNAのolpasiranの効果を無作為化プラセボ対照用量設定試験で検討(OCEAN[a]-DOSE試験)。試験開始前のリポ蛋白(a)中央値は260.3nmol/L、低比重リポ蛋白コレステロール中央値は67.5mg/dLで、患者の88%がスタチン、52%がエゼチミブ、23%がPCSK9阻害薬を使用していた。 その結果、プラセボ群で36週時のリポ蛋白(a)値は試験開始前から平均3.6%増加したが、olpasiran群では用量依存的に有意かつ大幅な低下が見られ、プラセボで調整した平均変化率は12週ごとの10mg投与群が-70.5%、75mg投与群が-97.4%、225mg投与群が-101.1%、24週ごとの225mg投与群が-100.5%だった(試験開始前との比較でいずれもP<0.001)。有害事象発生率は同等で、最も頻度の高いolpasiran関連有害事象は注射部位反応(主に疼痛)だった。...