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黒色腫、切除後ペムブロリズマブでDMFS改善

2022年11月17日  The Lancet Oncology

完全切除後のIIB期またはIIC期悪性黒色腫患者976例を対象に、術後補助療法でのペムブロリズマブの有効性と安全性を第III相二重盲検無作為化試験で検討(KEYNOTE-716試験)。無遠隔転移生存期間(DMFS)の3回目中間解析および無再発生存期間(RFS)の長期追跡の結果が報告された。 その結果、中央値27.4カ月の追跡で、DMFS中央値は両群とも未到達だった。ペムブロリズマブでDMFSが有意に改善したversus placebo.(プラセボに対するハザード比0.64、95%CI 0.47-0.88、P=0.0029)。RFS中央値はペムブロリズマブ群が37.2カ月、プラセボ群が未到達だった。再発リスクはペムブロリズマブ群の方がなお低かった(同0.64、0.50-0.84)。頻度の高いグレード3以上の有害事象は高血圧(ペムブロリズマブ群3% vs. プラセボ群4%)、下痢(2% vs. 1%未満)、皮疹(1% vs. 1%未満)、自己免疫性肝炎(1% vs. 1%未満)、リパーゼ増加(1% vs. 2%)だった。...