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高血圧患者のてんかんリスク、ARBで抑制か

2022年11月18日  JAMA Neurology

アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)による治療が高血圧患者のてんかん発生率を抑制するかをコホート研究で検討。ARB、β遮断薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬またはカルシウム拮抗薬(CCB)を処方された18歳以上の高血圧患者16万8612例(平均年齢62.3歳、女性51.4%)を対象とした。 傾向スコアでマッチさせた各薬剤群4万2153例を解析した結果、5年以内のてんかん発症率はARB群が最も低く(1年後0.27%、3年後0.63%、5年後0.99%)、β遮断薬群(同0.38%、0.91%、1.47%)およびCCB群(同0.38%、0.93%、1.48%)が最も高かった。ARB群はその他3剤を統合した群と比べ、てんかん発症率が有意に低かった(ハザード比0.77、0.65-0.90)。...