新たにフィラデルフィア染色体(Ph)陰性B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)の診断を受けた14歳以上の患者38例(年齢中央値37歳、男性68%、非ヒスパニック系白人55%)を対象に、強化化学療法(hyper-CVAD)後に実施するブリナツモマブ地固め療法による転帰改善効果を単群単施設第II相試験で検討。追跡期間中央値は37カ月だった。 intention-to-treat解析の結果、主要評価項目の3年無再発生存率は73%と推定され、治療開始後2年以上経過後に再発が見られた患者はいなかった。1例(3%)にグレード3の一過性サイトカイン放出症候群、4例(11%)にグレード3のブリナツモマブ関連神経学的事象が認められた。最も頻度の高いグレード3-4の非血液学的有害事象は感染症で、発生率は導入療法実施中が37%、地固め療法実施中が71%だった。1例(3%)が治療に起因する神経毒性のため治療を中止した。2例が死亡したが、治療に起因するものではないと判断された。...
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