日本人の潰瘍性大腸炎(UC)患者298例を対象に、社会経済的地位と粘膜治癒の関連を横断研究で検討。アンケートの結果に基づき、患者を教育水準および世帯収入でそれぞれ3群に分類した。Mayo内視鏡サブスコア0-1点を粘膜治癒、0点を完全粘膜治癒と定義した。このほか、年齢中央値に基づき、若年患者群(51歳未満)と高齢患者群(51歳以上)に分類した。 その結果、粘膜治癒率は62.4%、完全粘膜治癒率は25.2%だった。患者全体では、社会経済的地位と粘膜治癒および完全粘膜治癒に関連は見られなかったが、高齢患者群では教育水準と粘膜治癒および完全粘膜治癒に独立した正の関連が見られた。。若年患者群では、社会経済的地位と粘膜治癒および完全粘膜治癒に関連は認められなかった。...
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