緑内障、眼圧変動にRNFL菲薄化加速との関連認める

Diagnostic Innovations in Glaucoma StudyおよびAfrican Descent and Glaucoma Evaluation Studyに参加した緑内障患者508例の815眼（平均年齢65.5歳、女性55.1％、アフリカ系米国人38.4％、アジア系4.7％、白人55.3％、前視野緑内障眼251眼）を対象に、平均眼圧および眼圧変動性と網膜神経線維層（RNFL）菲薄化の進行速度の関連を後ろ向き解析で検討。1年当たりのRNFLの平均変化率は－0.67μmだった。 平均眼圧などの交絡因子で調整した多変量混合効果モデルでの解析の結果、1年当たりのRNFL菲薄化の進行速度増加に眼圧のSD増加（1mmHg増加当たり－0.20μm、95％CI －0.26μm-－0.15μm、P＜0.001）および眼圧範囲の増加（同－0.05μm、－0.06μm-－0.03μm、P＜0.001）との関連が認められた。...