Life's Simple 7に睡眠追加でCVDリスク予測能向上
2022年11月20日 専門誌ピックアップ
MESA Sleep Studyの参加者1920例（平均年齢69歳、女性54％）を対象に、Life's Simple 7（LS7）の項目に睡眠を追加した新たな心血管健康状態（CVH）スコアの心血管疾患（CVD）リスク予測能を検討。新たなCVHスコアには、スコア1睡眠時間）、2［睡眠時間、不眠、日中の眠気、閉塞性睡眠時無呼吸（OSA）］、3（睡眠時間および効率、日中の眠気、OSA）、4（スコア3＋睡眠規則性）の4つの要素を取り入れた。平均追跡期間4.4年で既存CVD事象が95件確認され、93例がCVDを発症した。 多変量調整後ロジスティックおよびCox比例ハザードモデルでの解析の結果、LS7スコアおよび新CVHスコア1-4の最低三分位群に比べると、最高三分位群はCVD有病のオッズが最大80％低かった。LS7スコアとCVD発症リスクに有意な関連はなかった（ハザード比0.62、95％CI 0.37-1.04）。新CVHスコア1の最高三分位群は最低三分位群よりCVD発症リスクが43％低く（同0.57、0.33-0.97）、スコア4の最高三分位群は最低三分位群より47％低かった（同0.53、0....