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PCI後の高用量bivalirudinでSTEMIの30日死亡率低下

2022年11月20日  Lancet

初回経皮的冠動脈形成術(PCI)を施行するST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者6016例を対象に、直接トロンビン阻害薬bivalirudinの高用量静注(PCI後2-4時間の持続静注)と未分画ヘパリン単剤の有効性と安全性を非盲検無作為化試験で比較した(BRIGHT-4試験)。主要評価項目は、30日後の全死因死亡とBleeding Academic Research Consortium(BARC)出血基準3-5の出血の複合とした。 その結果、主要評価項目発生率はヘパリン群よりbivalirudin群の方が低かった(4.39% vs. 3.06%、ハザード比0.69、95%CI 0.53-0.91、P=0.0070)。30日以内の全死因死亡率はヘパリン群が3.92%、bivalirudin群が2.96%(同0.75、0.57-0.99、P=0.0420)、BARC出血基準3-5の出血率は0.80%、0.17%(同0.21、0.08-0.54、P=0.0014)だった。...