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乳がん、術前療法後の病理学的完全奏効で手術不要

2022年11月23日  The Lancet Oncology

術前補助全身療法を受けた早期トリプルネガティブ乳がん患者21例とHER2陽性乳がん患者29例を対象に、画像ガイド下吸引式乳房組織生検(vacuum-assisted core biopsy:VACB)で病理学的完全奏効(pCR)と判定された患者の手術回避(放射線治療のみ実施)の可能性を単群第II相試験で検討。浸潤性または非浸潤性がんが認められなかった患者は手術を省略し、全乳房照射(40Gy/15分割または50Gy/25分割)+追加照射(14Gy/7分割)を実施した。 その結果、VACBで31例(62%)がpCRと判定された。中央値26.4カ月の追跡の結果、pCRを得た31例では主要評価項目の同側乳房内再発は見られず、重篤な生検関連の有害事象も治療関連の死亡も認められなかった。...