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米のサル痘1例目、接触者への2次感染認められず

2022年11月25日  Annals of Internal Medicine

2022年5月、米国でサル痘ウイルス(MPXV)感染第1例目が特定された。これに伴い、マサチューセッツ州の医療機関4施設および一般市民を対象に、この感染患者の接触者の追跡および曝露調査、リスク層別化、曝露後予防薬(PEP)の投与、曝露期間の監視を実施した。 その結果、市中で37例、医療機関で129例の接触者が認められた。4例は高リスク、49例は中リスク、113例は低リスクまたは不明だった。医療機関内接触者では監視期間中、15例に症状が発現し、3例にMPXV検査を実施したが、結果は陰性だった。市中での接触者では2例に症状が発現したが、MPXV検査実施の基準を満たさず、サル痘と一致する病状の進行が見られた患者もいなかった。PEP投与が推奨された高リスク者4例のうち、3例がPEP投与を選択した。中リスク医療従事者10例のうち2例がPEP投与を選択した。21日間の監視期間終了時、2次感染者は確認されなかった。...