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マスク着用が原因で顔に触る回数は増えるのか

2022年11月26日  JAMA Pediatrics

カナダの幼稚園児、児童または生徒171人(4-17歳)を対象に、園や学校でのマスク着用により手で顔に触る回数が増えるか2日間の模擬学校環境下での前向き無作為化試験で検討。主要評価項目は、模擬登校2日目の1時間当たり児童1人当たり(人・時)の手と顔の接触回数とし、副次評価項目は手と粘膜の接触回数および手と非粘膜の接触回数とした。 その結果、マスク着用群と非着用群の手と顔の接触回数に有意な群間差は見られなかった(88.2回/人時 vs. 88.7回/人時、リスク比1.00、95%CI 0.78-1.28、P≧0.99)。非着用群と比較すると、着用群の手と粘膜の接触率は有意に低かったが(リスク比0.12、95%CI 0.07-0.21)、手と非粘膜の接触率は高かった(同1.40、1.08-1.82)。...