1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 米でIV期子宮頸がん発生率が上昇

米でIV期子宮頸がん発生率が上昇

2022年11月28日  専門誌ピックアップ

2001-18年のUnited States Cancer Statisticsプログラムのデータを用いて、遠隔転移のあるFIGO病期IVA-B期子宮頸がんの発生率の傾向とその関連因子を分析した。 その結果、18年間に女性2万9715例が病期IV期子宮頸がんの診断を受けていた。黒人女性での発生率は10万人当たり1.55で、白人女性(10万人当たり0.92)と比較して不釣合に高率だった(P<0.001)。病期IV期の子宮頸がんは1年当たり1.3%の割合で毎年増加していた(P<0.001)。子宮頸部腺がんの増加率が最大で、平均年間変化率は2.9%だった(P<0.001)。 人種、地域、年齢別の解析では、40-44歳の南部の白人女性の増加率が最も高く、1年当たり4.5%だった(P<0.001)。ガイドラインに沿った検診を受けていない人の割合は、白人女性(26.6%)が黒人女性(13.8%)の約2倍だった。HPVワクチン接種率は、白人の若者(13-17歳)が66.1%と最も低く、この集団を除外すると75.3%だった。...