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TN乳がん、オラパリブとRT同時併用の忍容性良好

2022年11月30日  JAMA Oncology

高リスクの早期トリプルネガティブ(TN)乳がん患者24例(女性100%、年齢中央値46歳)を対象に、PARP阻害薬オラパリブと放射線治療(RT)同時併用の安全性とおよび忍容性を第I相前向き用量漸増試験で検討(RadioPARP試験) その結果、用量制限毒性は認められなかった。オラパリブの用量を200mg 1日2回まで増量したが、最大耐量に達しなかった。グレード3以上の遅発性の治療関連毒性は見られず、2年間の追跡期間中に観察された最高の治療関連毒性は、1例(4.2%)に生じたグレード2の乳房痛、線維症、変形だった。3年時点の総生存率(OS)は83%、無事象生存率(EFS)は65%だった。相同組換えの状態にOSおよびEFSとの関連は認められなかった。...