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アルコール1日15g摂取で若年成人の脳卒中リスク上昇

2022年11月30日  専門誌ピックアップ

2009-12年に毎年健康診断を受けた20-39歳の若年成人153万6668例(平均年齢29.5歳、男性71.5%)を対象に、飲酒の累積負担と脳卒中リスクの関連を全国住民対象研究で検討。累積飲酒負担は、各年の健診時の105g/週以上のアルコール摂取をスコア1点として、4年分の合計で評価した。 その結果、追跡期間中央値6年での1000人年当たり脳卒中発症率は0.37だった。多変量で調整後、アルコール負担スコア0点群に比べ2点群(調整後ハザード比1.19、95%CI 1.05-1.34)、3点群(同1.22、1.09-1.38)および4点群(同1.23、1.10-1.38)の脳卒中リスクが有意に高かった。この正の用量反応関係は主に出血性脳卒中によるもので、負担スコア0点群に比べ2点群(同1.30、1.10-1.54)、3点群(同1.42、1.21-1.67)および4点群(同1.36、1.16-1.59)の出血性脳卒中リスクが高かった。...