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高強度の運動で心血管疾患リスク低下

2022年11月30日  European Heart Journal

心血管疾患(CVD)のない英国バイオバンク参加の中年成人8万8412例(女性58%)を対象に、CVD発症リスクと身体活動の量および強度の相互作用を検討。58万4568人年の追跡(中央値6.8年)で4068件のCVD事象が確認された。 潜在的交絡因子で調整したCox比例ハザード回帰モデルでの解析の結果、身体活動エネルギー消費量(PAEE)および中強度または高強度の身体活動(MVPA)によるPAEEの割合(%MVPA)が増加するとCVD発症率が低下した。15kJ/kg/日のPAEEに占めるMVPAの割合を10%から20%に上げる(14分の散歩を7分の早歩きに変更することに相当)とCVDリスクが14%低下した。高PAEE+高%MVPAでCVD発症率が最も低かった。...