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サル痘、女性とノンバイナリーでも性行為による感染が多い

2022年12月1日  Lancet

女性およびノンバイナリーを対象に、サル痘ウイルス感染の疫学的および臨床的特徴と危険因子を症例集積研究で検討。サル痘ウイルス感染の診断数が多い地域の研究者が国際的に協力してデータを収集した。 その結果、15カ国から136例(年齢中央値34歳)が報告され、そのうち62例がトランスジェンダー女性、69例がシスジェンダー女性、5例がノンバイナリー(症例数が少ないため、シスジェンダー女性と併せて「出生時の性別が女性だった対象者」に分類)だった。 121例(89%)が男性との性交渉を報告した。37例(27%)がHIV感染者だった(トランスジェンダー女性の50%、シスジェンダー女性およびノンバイナリーの8%)。トランスジェンダー女性55例(89%)、シスジェンダー女性およびノンバイナリー45例(61%)に性行為による感染が疑われた。シスジェンダー女性およびノンバイナリーにのみ性行為以外の感染経路(家庭内曝露と職業曝露)が報告された。データが得られた134例のうち124例(93%)に発疹が報告された。死亡例はなかった。...