1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 高血圧の遠隔医療、降圧効果は対面医療と差なし

高血圧の遠隔医療、降圧効果は対面医療と差なし

2022年12月2日  専門誌ピックアップ

プライマリケアクリニック21施設のコントロール不良中等度高血圧(150/95mmHg以上)成人患者3071例を対象に、医師が対面で診察する診療所での医療と薬剤師やナース・プラクティショナー主導の遠隔医療の降圧効果をHyperlink 3実用的クラスター無作為化試験で比較。主要評価項目は、12カ月間の収縮期血圧変化量とした。 その結果、12カ月の追跡期間中、両群とも血圧が有意に低下し、診療所群では157/92mmHgから139/82mmHg(調整平均差-18/-10mmHg)、遠隔診療群では157/91mmHgから139/81mmHg(調整平均差-19/-10mmHg)に低下し、収縮期血圧の変化量に有意な群間差はなかった(差-0.8mmHg、95%CI -2.84-1.32)。遠隔医療群の参加者の方が診療所群の参加者より在宅で血圧を測定する頻度が高く、血圧ケアに対する評価が高く、血圧管理を目的とした受診が便利だと報告する確率が高かった。...